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「お金に働いてもらうということ」【お金の学校アーニングアカデミー浜本学泰 株・FXブログ】
こんにちは。
アーニングアカデミーの浜本です。
金融リテラシー向上のための第9回は「お金に働いてもらうということ」と題して、書いてまいります。
プライベートバンカー時代に、大金持ちの方々とお話をさせていただいておりますと、多くの方が同じことをおっしゃいます。
「私は、私のお金に働いてもらってるんだよ」
普通の人たちからはあまり聞かない言葉なのですが、富裕層の方々からはよく聞く言葉なのです。
私たちは、
「働いてお金をもらう」
のが普通だと思っているのですが、お金持ちはそうではありません。
「お金に働いてもらう」のだそうです。
それは、つまり自らの大事な資産である「お金」を「うまく投資する」ことによって、「お金さんに仲間を呼んでもらって増やしてもらう」という感覚なのかなと思います。
とにかく、お金持ちほど、お金を増やそうということよりも、資産を守る、うまく活用するということへの努力はされていらっしゃるのを感じます。
では、「お金に働いてもらう」とはどういうことなのか?
第8回のブログでも書かせていただきました通り、投資の原理原則というものがありますので、「成長している分野」に自らの大切なお金を参加させるので
す。
自分自身の分身として、エネルギーである「自分の大切なお金」を、その成長市場で頑張ってもらいに旅に出すのです。
そうすると、お金はその成長市場で、成長企業の株式となったり、商品になったり、その地域の通貨となったりして、その地域や企業の成長のエネルギーを受けて、自分自身を成長させます。
本当は投資家である私たちが成長市場に乗り込んでいって、そこで事業をするなり、仕事を始めるなりすることで、得られる活気のある市場での成長を、自分の分身である「お金」は、代わりに享受してくれて、自らを成長させて帰ってきてくれるのです。
自分自身で出来ることなど限られます。
多くの成長分野に首を突っ込むことは、物理的にできません。
しかし、そういう分野を見つけたならば、自らの分身である「お金」に、そこでの頑張りを託するのです。
それで、「成長して帰ってきてくれる」ことを期待するのです。
もちろん、失敗に終わることもあるけれど、自分自身が乗り込んでいって失敗するよりは軽微な影響で終わることの方が多いです。
つまり、「お金」は、自らの成長の機会を代わりに担ってくれており、「お金の成長」という成果によって、その成長の機会を享受して帰ってきてくれるものなのです。
これが、お金持ちの方々が、「お金に働いてもらっている」とおっしゃる背景であり、私たちがあまり持ちえぬ感覚です。
「お金に働いてもらう」ことに、金額の大小はあまり関係ありません。
確かに、金額が大きい人の方が、より多くの機会に恵まれることは、間違いありません。
しかし、誰にでも、アンテナを高くさえしておけば、投資する機会に恵まれるはずです。
ポイントは、「お金に働いてもらう」という感覚をもって、そのチャンスが来た時に気付けるかどうか、ということいかかっていると思います。
常日頃からの意識が、結果として大きな成果の違いに結びついていくのです。
皆さんも、「お金に働いてもらうこと」を意識して、日々過ごされてみてはいかがでしょうか?
アーニングアカデミー金沢本校
浜本学泰