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2019年の大発会に際して


2019年のマーケット動向

 

 皆様、新年あけましておめでとうございます。

 

 さて、2019年のマーケットは、一足早く欧米市場からスタートしております。

 

 「アップルショック」という名前を付けられておりますが、アップル社の中国市場での販売不振などによる業績の下方修正が発表されたことにより欧米市場は大きく下落しました。

 

 日本市場も年初からその影響を受けたスタートとなります。

 

 これまでアベノミクスの株価上昇を支えてきた日本銀行の姿勢も昨年後半から変化が見えてまいりました。国債、ETF、J-REITをものすごい金額買い続けてきましたが、流石に5年間も続けてまいりますと、お腹いっぱいといいますか、積極姿勢に陰りが見えてまいりました。

 マーケットの下を支えてきた日本銀行の買いもこれまでのように期待しにくくなってくると、本格的に景気回復をしているわけではない日本市場に明るい見通しは立てづらいです。

 

 年初ですので、マーケットの長期想定をしておりますが、上は余り考えておりません。

 下値の目処を付けておくことにより、これからの取り組みを冷静にしていくことを心がけましょう。

 

 日経平均株価の下値メドは、2017年9月の安値19,270円くらいのところにあります。

 

 しかし、この安値は、2018年末の下落によって、一度割り込んでおります。

 そうなると更に下の安値の水準まで覚悟しておく必要があり、それが2017年4月の安値18,300円近辺となります。

 

 日経平均は18,300円程度を当面の下値メドとして、考えていく必要があります。

 

 2019年は更に先を見通しにくい展開になることが想定されますので、長期ビジョンに余り意味があると思えません。

 

 私達が取り組んでおります「市況株の短期トレード」が今年も有効であり続ける可能性が高いです。

 

 マーケットの短期的な上げ下げをうまく捉え、変動をリターンに変えていきましょう。

 

 右肩上がり前提の株式の長期投資は、いい時代を終え、これからは下落に備えるマーケット展開と、トレード戦略が必要になると思います。

 

 ロング・ショート戦略で、ショートバイアスのポジションが多くなることが想定されますが、マーケットの状況を捉えて、機敏にトレードをしていきましょう。

 

 まずは、1月4日の大発会を見届け、来週1月7日(月)以降、本格的に2019年のトレードを始めていきましょう。

 

 本年も一年よろしくお願い申し上げます。

 

 

アーニングアカデミー

浜本学泰