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日米株式市場の下値メド【お金の学校】アーニングアカデミー浜本学泰【株・FXブログ】
こんにちは。
アーニングアカデミーの浜本です。
ここまで大きく株式市場が下落すると、マーケット全体のメンタリティが冷え込みます。
こうなってくると、一体どこまで下がるのかという議論になるわけですが、それには2つのアプローチがあります。
それは、投資を覚えるための2つのアプローチです。
・ファンダメンタルズアプローチ
・テクニカルアプローチ
です。
しかし、こういうパニック状態のときにはファンダメンタルズアプローチはあまり機能しません。
なぜなら売られている理由が「高いから」ではなく「怖いから」です。
ということはテクニカルアプローチでその落ち着きどころを探るのが良いです。
それから、ポイントになる数値は、「VIX指数」です。
では、それぞれ日経平均株価とダウ平均を見てみましょう。
●日経平均株価
日経平均株価の週足のチャートを見ると、下値メドとしてトレンドラインと直前安値が見えてきます。
日経平均株価は、現在21,180円付近ですが、このまま下落したとして、トレンドラインにぶつかるのは、「20800円前後」となります。
ということは日経平均株価の目先の下落メドは、20,800円となります。
それを割り込むと前回安値があり、それが「19,250円」付近です。
更にそれを割り込むと、「18,313円」となります。
ということで、日本の株式市場は目先落ち着きを見せる可能性があるのではないかと思います。
日本の経済に何か大きな変化があったわけではありませんし、日銀の買いもまだまだ続くと思われるからです。
それに引き換えNY市場のダウ平均はもっと深刻です。
●ダウ平均
ダウ平均は、6日朝の引けの段階で、24,345ドル付近です。
同じく週足のトレンドラインにぶつかるのは、「21,500ドル」付近ということで、まだ3,000ドル弱下がる可能性があります。
その3000ドルの間に支えてくれるものが何もありません。
さすがに、21,500ドルになれば、トレンドラインと一目均衡表の雲が出てきますので、止まるのではないかと思います。
もし、それを割り込むと、前回安値「20457ドル」。
更に割り込むと、「17,872ドル」「17,232ドル」という安値が見えてきますが、それは流石にないものと思います。
両指数とも同じような形をしておりますが、「下落メド」としてテクニカル分析をしてみると、「下落余地」には大きな差があることがわかります。
何処で止まるのか?
それは、市場全体の恐怖感が和らぐまで下がり続けます。
それを見る指標として「VIX指数」というものがあります。
正式には「ボラティリティ・インデックス」として、マーケットの変動性を測る指標ですが、通商「恐怖指数」と呼ばれており、マーケットの恐怖感を洗わず指数として知られております。
6日朝のNY市場の引け時点のVIX指数です。
一直線に上昇しているのがわかります。
マーケット参加者が恐怖に怯えているということです。
この指数が下落を見せた時、マーケット参加者の恐怖が一段落する時です。
つまり株式市場の下落が止まる時と言えるのです。
これら指数に注意しながら、良いものは安くなったら買う気持ちで望みたいところです。
ご参考になれば幸いです。
アーニングアカデミー
浜本学泰