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週初から円安株高再スタートか【お金の学校】アーニングアカデミー浜本学泰【株・FXブログ】
こんにちは。
アーニングアカデミーの浜本学泰です。
2月9日(金)の夜23:30頃にニュース速報が流れました。
それは「日銀の黒田総裁再任決定」というニュースでした。
NY株式市場は引き続き弱い展開が続いておりマイナス圏で推移しておりましたが、そのニュースのせいかは分かりませんが、急展開で上昇に転じ、結局大きなプラスで週末を迎えました。
この動きは何を意味しているのか?
昨今のアメリカの景気回復に多大なる貢献をしたのが、日銀だからです。
黒田総裁の金融緩和政策によって、最も恩恵を受けたのはアメリカ経済と言っても過言ではありません。
その黒田総裁が再任される事は、アメリカ経済にとってもポジティブであるはずなのです。
異次元の金融緩和によって、金融市場にただで調達出来るお金が溢れた状態を作り、景気回復に資金需要が高い海外勢の格好の調達の場となりました。
円で調達しても、円で投資したいわけではないので、すぐにドル転をしますので、黒田総裁が就任していこう急激が円安が進みました。
1ドル75円だったのがあっという間に100円を突破して、120円くらいまでの円安となりました。
日本の資産価値は大幅に毀損したわけですが、政府の赤字は相対的に縮小されたことになります。
また、政府が大量に持っている外貨資産の価値は大幅に膨れ上がりました。
国民資産は殆どが円預金であった状況を考えると、国民資産を既存させ、政府の財政赤字改善策としてのアベノミクスが見事に成功した事になります。
日本国民が幸せなのは、自らの資産が国際的に見て目減りしている事に気づいていないことです。
とにもかくにもアメリカを含め世界経済の回復のもとを演出した黒田総裁の再任は金融市場にとってポジティブなニュースであることに変わりありません。
日本市場に取ってみても、ETFやJ-REITの買いも継続される見込みから、株式市場、一部の不動産市場にもポジティブなニュースと言えましょう。
週明けの東京株式市場は、12日が祝日なのでその日の欧州市場やNY市場の状況によりますが、大きく上昇する可能性が高いと思います。
為替市場も金融緩和政策続行の思惑から円安ドル高基調が明確になるものと思われます。
世界的なニュースになる日銀の黒田総裁は、前から申し上げておりますが良くも悪くも歴史に名前を残す人物であることは間違いないことが証明された出来事となりました。
アーニングアカデミー
浜本学泰