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ここにも忖度が?株高継続の背景【お金の学校】アーニングアカデミー浜本学泰【株・FXブログ】
こんにちは。アーニングアカデミーの浜本です。
以前、衆議院議員議員総選挙後は、株式市場は下落する可能性が高いということを書かせていた抱きましたが、今週半ばに一度下落してから、市場は再び上昇傾向を示しております。
下落の根拠として、神戸製鋼、日産自動車などの不正に関わる影響が現実化してきて、各企業の業績の下方修正懸念が起こってくるということがありました。
特に神戸製鋼は、自動車産業を始め、日本の名だたる企業へ製品を販売しており、顧客企業の最終製品も含めてリコールとなったならば、神戸製鋼の体力では存続の危機すらあると考えておりました。
未来の業績動向の不透明さを嫌う投資家としては当たり前の判断をしているつもりです。
しかし、実際はどうでしょうか?
神戸製鋼は新たな不正も発覚していますが、大半の製品については「安全性を確認した」ということで、落ち着いてしまいそうな気配です。
JIS規格を取り消される自体となりましたが、それでも業績にそこまでのインパクトはなさそうなのが現状です。
風評被害などで受注が減る可能性がありますが、今は想定した以上に影響は小さくなりそうです。
そうしていましたら、日産自動車の不正検査の話に引き続いて、SUBARUでも無資格の人が最終検査を行っていたという同様のニュースが駆け巡り、SUBARUは25万台超のリコールを発表しましたが、何か釈然としないものがあります。
私は重要なことを忘れておりました。
それは、
神戸製鋼が、安倍晋三首相の出身企業であるということです。
異常に神戸製鋼への追求が甘い、納入後の検査で安全性に問題がないと確認されたで済む話なのかなととても疑問に思うわけです。
そこに忖度があったかどうかは知りませんが、明らかに他の企業と比較して責任追及が甘いと思います。
このまま神戸製鋼所の追求が終わり、風評被害や多少の被害で終わったと仮定すると、今の神戸製鋼の株価は安すぎると言わざるを得ません。
PBR0.47倍となっています。
解散価値の0.47倍の価値となっているということは、会社の状態がそのままであれば単純に倍になる可能性があるということですね。
このまま何もなかったで終わるのか、それか新たに何かの問題が見つかるのか、事態は予断を許さない展開になっていくものと思いますが、そこに忖度が働いてしまうのであれば、ただ単純に今が絶好の買い場ということになってしまいます。
株式市場が依然堅調であることの一つに神戸製鋼の問題が沈静化していることも1つの要因だと思います。
このあたりを注意して見ていきましょう。
アーニングアカデミー
浜本学泰
※投資の結果は全て自己責任です。こちらの記事は未来のことに言及しているわけではありません。
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